医療法人 亀寿会 亀井クリニック

頭痛外来

外来表

水曜日午後・土曜日午前(第3土曜日は除く)に頭痛外来を行っています。

頭痛外来について

頭痛外来は、主に慢性的な頭痛に悩まされている方を対象にした外来です。
頭痛は一般的な疾患がゆえに、患者様自身が治療の判断を下し、実は十分な治療機会を得られていない疾患です。

痛み止めを飲んで少し改善したら良いと自身で判断していませんか?

頭痛になるのが嫌だから痛み止めを飲んでおこうといって、結果的に毎日のように痛み止めを飲んでいませんか?

頭痛のせいで仕事や学校へ行くことができない日はありませんか?

頭痛が起こるたびに色々な病院を受診していませんか?

上記のような状態が当てはまる方は、是非とも頭痛外来を受診してください。

頭痛には、くも膜下出血・脳動脈解離・脳腫瘍など、場合によっては命の危険に関わるような疾患が原因の頭痛(二次性頭痛)と片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛といった頭痛そのものが原因の頭痛(一次性頭痛)があります。

頭痛外来では、受診当日頭部MRI検査を行い、危険な二次性頭痛の有無を評価します。二次性頭痛が発見された場合は、速やかに関連病院へ紹介し、速やかな治療開始につなげます。一次性頭痛が疑われる場合、詳細な問診やこれまでの経過からどのタイプの頭痛なのかを評価し、治療を開始します。

一次性頭痛の治療

一次性頭痛の治療は大きく分けて3つの柱があります。

頭痛ダイアリー

頭痛治療では、頭痛がいつ起こるのか、悪化因子はあるのか、改善薬はどのタイミングで飲んでいるのかなどについて、受診日以外の状況を把握することがとても重要なことになります。
 
高血圧を治療する時に記入する血圧手帳と似ています。
実は、頭痛薬を毎日のように飲んでいることが、頭痛を悪化させていている場合があります。これを薬剤乱用頭痛と呼びます。頭痛ダイアリーは薬剤乱用頭痛の把握にも役立ちます。
 
長い期間で頭痛に苦しんでいる方は多く、頭痛がある日常を珍しいことではないと受け入れてしまっていますが、そんなことはありません。
慢性的な頭痛に対しての治療は、辛抱強く地道に行う必要がでてきます。患者様と医師との間に良好な信頼関係を構築することは重要で、頭痛ダイアリーはその中心を担います。
 
頭痛ダイアリーの頭痛日数・重症度が目に見えて減っていき、日々の苦痛から解放された患者様の喜ぶ姿に接することは、当初の苦痛を共有する私たち医療者にとっても、とても励みになります。

予防治療

頭痛に悩んでいる方の多くは、頭痛が起こるたびに何らかの痛み止めを飲み、その場を過ごしている方が多いのが現状です。
あまり知られてはいませんが、頭痛の治療には予防治療が存在します。降圧剤や抗てんかん薬など、頭痛以外の用途で使用する薬剤のいくつかに頭痛の予防効果があることがわかっています。
また、近年、片頭痛に対する新規治療薬の開発が進み、月に1度の注射を行う予防治療新規の予防内服薬がわが国でも使用可能となりました。これらの薬剤は多くの頭痛患者様の苦痛軽減に効果を発揮しています。当院ではこれまでの予防内服薬に加え、新規治療薬についても発売初期から積極的に採用し、ご案内することが可能です。
和歌山県内でも都心と同等の頭痛治療を提供できる環境を今後も整えていきます。

当院で使用する主な予防治療薬

内服予防薬

  • ロメリジン塩酸塩(降圧剤)
  • アミトリプチリン(抗うつ薬)
  • バロプロ酸(抗てんかん薬)
  • ナルティーク®(CGRP受容体拮抗薬 ファイザー社) 2日に1回の隔日内服

注射予防

  • エムガルティ®(抗CGRP抗体薬 第一三共)
    月1回で皮下注射 *初回2本注射
  • アジョビ®(抗CGRP抗体薬 大塚製薬)
    4週に1回で皮下注射

発作時治療

患者様にとって一番大切なことは、頭痛が起こっている時の治療です。
頭痛外来初診時に、多くの患者様が、
 
「頭痛薬は1種類で、程度に関わらず1種類を内服している。効かないときもある。」
「頭痛が起こった時に手元にある・手に入る頭痛薬を内服している。」
「頭痛が起こるのが怖いから痛くなくても飲んでいる。」
 
といった痛み止めの使い方をしています。
しかし、痛み止め使い方を間違えると薬剤乱用性頭痛を併発させ、頭痛を悪化するリスクがあります。
 
頭痛発作時に使う薬剤には多くの種類があります。
どの薬が患者様の頭痛に効いているのかを頭痛ダイアリーを元に探すことも大切です。
これまで効果がないと考えていた薬も、実は内服のタイミングが間違っていたことが効果を発揮できていない原因ということもあります。
 
若年~中年の女性に多い片頭痛においては、生理に関連して起こる頭痛は重度で長い場合があります。痛みの程度・発生時期等を把握し、痛み止めを使い分けることで効率的な発作時治療を目指しましょう。

当院で使用する主な発作時治療薬

内服薬

  • 消炎鎮痛剤(ブルフェン®、SG顆粒®、ロキソニン®)
  • トリプタン製剤(リザトリプタン、ナラトリプタン、ゾルミトリプタン)
  • ジタン系製剤(レイボー®)
  • CGRP受容体拮抗薬(ナルティーク®)

外用薬

  • スマトリプタン(点鼻薬・注射薬)

たかが頭痛、されど頭痛です。

これまで頭痛に長く苦しみ、学校や仕事、生活に支障をきたしている方は、是非とも頭痛外来を受診して下さい。
一次性頭痛の治療の基本は粘り強く、焦らないことです。
当院は患者様にとって初めての“頭痛かかりつけ医”となり、頭痛から解放された楽しい生活を送ることを目指して共に治療させていただけたらと考えています。

問診票

頭痛外来を初めて受診される患者様には問診票を記入いただきます。
受診前にダウンロードし、ご記入いただくことも可能です。

▼ 問診票(PDF)のダウンロードはこちら