平素より当院をご受診いただきありがとうございます。

２月２２日は「頭痛の日」として制定されていることをご存知でしょうか。グリーンは片頭痛患者さんに優しい色とされ、2023年の頭痛の日に熊本城がグリーンにライトアップされました。

頭痛 は多くの方が経験される身近な症状でありながら、その影響は非常に深刻です。WHOの調査では、健康寿命を短縮する疾患の中で、片頭痛は第２位であったと報告されています。

日本の片頭痛の年間有病率は8.4％と報告されており、多くの方が頭痛に悩まされていることがわかります。

しかし、頭痛という症状がより身近であるがゆえに、医療機関を受診せずに我慢してしまう方や、鎮痛薬を自己判断で内服し続けた結果、薬剤乱用性頭痛を併発し、より症状が悪化して慢性化してしまう人が多くいるのが頭痛疾患の現状です。

近年、片頭痛に対する疾患理解が進み、新規治療薬が多く開発されたことで、頭痛に悩む患者様に対して提供できる治療の選択肢が増えました。当院でも昨年7月から頭痛外来を新設し、頭痛に悩む患者様の治療レベルを向上し、診療を行っております。

初診時には仕事や学校を休まざるを得ない方々が、頭痛の改善により出勤・登校できるようになり、外来回数を重ねるたびに笑顔が増え、前向きになっている様子をみてとてもうれしく感じております。

頭痛にお悩みの方は、ぜひこの日をきっかけに、頭痛外来への受診をご検討ください。みなさまの健康な毎日を取り戻す決意をサポートできることを楽しみにしております。

亀井クリニック　副院長　亀井孝昌